王道大家さん

■騒動を乗り越えて辿り着いた6戸の賃貸併用住宅

突然、自宅の立退きを迫られる

 2010年1月入会 吉岡さん
 1棟6戸 (世田谷区)

        

昨年11月に小田急線の経堂駅から徒歩5分の土地に、賃貸併用住宅と呼ばれるスタイルの新居を建てました。賃貸部分として1LDKが3世帯あり、このほかに私の両親が1世帯、そして私たち家族(夫婦と息子3人)が1世帯、トータルで5世帯が一つの建物に住んでいます。

賃貸部分は王道型のロフトつき1LDKで、賃料は3部屋で約35万円。頭金を入れたこともあり、家賃収入でローンの返済分をまかなえています。最初は埋まるのかと不安でしたが、宮下さんの「大丈夫ですから心配しないでください」の言葉どおり、募集後すぐに満室となり、礼金も2カ月分いただけました。
ペアガラスで断熱もしっかりしているので、冬でも暖かく過ごせます。天井が高いのも予想以上の気持ちよさです。

最初の印象は「そんなうまい話があるはずがない」

実は、ここに来るまでには険しい道のりがありました。というのも、去年の夏、私たち7人が住んでいた家に突然、弁護士を引き連れた親戚がやってきて、その家の所有権を主張したのです。
当初、私はその家を無条件で明け渡す以外に方法がないと思い込み、相模大野駅から徒歩15分の場所にある2戸で4千数百万円という新古マンション(新築ではないが未入居のもの)に購入の申し込みを入れました。

ところが、それを聞いた長男が50歳を過ぎて大きな借金をするなんて危険だと反対し、アルバイト先の王道チームを紹介してくれたのです。
そして入会を決意。

それからの展開は劇的でした。まず、弁護士さんのおかげで、親戚から立ち退き料を受け取れることになりました。私は「このお金でマンションを買えばいい」と主張しましたが、またもや長男が大反対。その代わりにすすめられたのが賃貸併用住宅でした。その方法なら、少ない負担で新築の自宅を持てるというのです。

正直なところ、「世の中の人はみんな苦労して借金を返しながら家を手に入れるのに、そんなうまい話があるはずない」というのが最初の感想です。しかし、実際に王道アパートを見学し、賃料や入居率などの実績を聞くと、やってみたいという気持ちが湧いてきました。

「できればもう一棟建てたい」

その後、宮下さんが元自宅の近くに敷地延長の58坪の土地を見つけてくださったことで話が一気に進展。間取りや賃料の設定についても、設計士さんと宮下さんがベストなプランを考えてくださいました。

ちなみに我が家は21畳のLDKに17畳のロフトというシンプルな間取りです。仕切ることもできたのですが、みんなの顔が見える方がいいと思い、あえてオープンな形にしました。両親の部屋は、1LDKにロフトがついた通常の王道型と同じタイプです。

あとから周囲に言われたのが、両親たちのためにも、馴染みのある地元に残ったのはいい選択だったということです。私は気づきませんでしたが、慣れない土地で慣れないマンション暮らしをしていたら、年老いた二人には相当なストレスになっていたかもしれません。

今回は、たまたま格安の土地が見つかりましたが、経堂駅から徒歩5分というと、本来なら坪200万円してもおかしくはない場所です。
親戚の予想外の行動にあったときは落ち込んだものの、賃貸併用住宅を建てると決めてからは、色々なことがタイミングよく重なり、我が家に幸運が巡ってきたように感じています。

今では、もう一棟建てたいと本気で考えています。本音を言えば、こんなにいい話はあまり広めたくありません。そのくらい、この家に満足しています。