■□ 王道通信 □■ Vol.56
目次
1...専業大家の独り言 〜 DIYでリノベーション
2...境界入門(3) 〜 公図のズレ
3...編集後記
1...専業大家の独り言・白岩貢
◇DIYでリノベーション
アパート専業大家・白岩貢
- ダイヤモンド社から本を出版していらっしゃる鈴木ゆり子さん。
「オンリーワン勉強会」の講師の希望でも上位に上げられている、いま売り出し中の大家さんです。
今月の『グローバルオーナーズ』でも特集で紹介されていました。
王道のやり方とは正反対ですが、鈴木さんのやり方は、地方で、超格安の中古物件を購入し、自分でいろいろ清掃したり、リフォームするというもの。
さらに、女性ならではのきめ細かいコミュニケーションなどで、入居者確保や家賃のアップを実現されているようです。
今月の勉強会では、そんな鈴木さんの手法を少し学ぼうと、DIYの専門家をお招きします(鈴木さんにもいずれお願いするつもりです)。
DIYって日曜大工? と思っている人は多いでしょうが、実は、最近のDIYは道具や材料がものすごく充実していて、素人でもかなりのことができるようです。
今回の講師の吉村さんは、NHK教育テレビで講師もしているベテラン。
大家がすぐ使えるテクニックも実演してくれるそうなので、楽しみです。
自宅のリフォームを考えている人にも参考になるかもしれませんね。
境界入門(3) 〜 公図のズレ
- 登記所に行くと、土地の区画を示す「公図」が置いてあります。
これが一応、土地の境界を示すものだと思っている人は多いでしょう。
ところがなんと、この「公図」には実際の境界とかなりズレがあるということが、国土交通省の調査で最近、明らかになりました。
都市部の5割以上で、1m以上ズレているというのです。
「公図」とは実は、登記所に備え付けられた、土地の大まかな位置や形状を知るための参考資料に過ぎないというのです。
「公図」というのはそもそも、明治時代に、徴税の参考資料としてつくられました。
測量の技術も不十分だったので、実際の状況とは一致しないケースも多いわけです。
そこで現在、「地籍調査」という事業が行なわれ、公図を正確な地図に置き換える作業が進められていますが、全国の都市部で正確な地図があるのはまだ19%にすぎません(平成17年度時点)。
「公図」にズレがあっても、土地の所有権や境界には影響しませんが、かといってそのまま公図を信用していていると、トラブルになる可能性もあります。
登記されている土地の面積が違っていたりするからです。
どうするかというと、やはり隣の人と立会いの上で境界を確認し、標識(境界識)を設ける必要があります。
なお、国土交通省では、「都市部における公図と現況のずれ公表システム」をホームページで公表しています。
http://www.land.mlit.go.jp/Kouzu_zure/index.html
編集後記
- 先日から目がすごくかゆくなってきました。
そう、花粉症。
まわりにはマスクをしている人もなんだか増えてきて、春がやってきた、という感じでしょうか。
アレルギーの薬をもらいにいかないと・・・。
と思っていたら、ある知人は1年ほど前から泡盛を毎日、少しずつ飲んでいたら花粉症が出なくなったといっていました。
「なんで?」という感じですが、雑誌でも結構、特集されていたそうです。
そうか、泡盛か! 日本酒、ビール、ワイン、焼酎、紹興酒あたりまでは、とっかえひっかえ摂取していますが、泡盛はうっかり忘れてました。
さっそく昨日は、行きつけの酒屋に泡盛の古酒を買いに走ったのでした。(古井)