■□ 王道通信 □■ Vol.31
目次
1...専業大家の独り言 〜 入居希望者の変化
2...王道チームリレーエッセイ 〜 大長伸吉
3...編集後記
1...専業大家の独り言・白岩貢
◇入居希望者の変化
アパート専業大家・白岩貢
- ブログ先日、「勉強会」で宮下さんに「客付け最前線からの報告」と題し て話をしてもらいました。
私自身、すごく勉強になりました。
特に、最近の入居希望者の動向、傾向を詳しく説明してくれたのが印象的。
宮下さんが不動産業界に入った7・8年前と今では、業界の構造も入居希望者の 行動も様変わりしているのだそうです。
8年ほど前はネットもなく、入居希望者は不動産屋を訪ねて、 「毎ソク」(売り物件の間取りや概要をB5版ほどの紙に印刷したもの)をいく つか見せて、その中で決めるケースがほとんど。
そのため、仲介会社である程度、コントロールや誘導が可能だったそうです。
ごく普通のアパートでも、他に見せる物件の組み合わせや順番で、うまく決まめ ることができたのです。
しかし、今、アパートや賃貸マンションはネットですぐ調べられます。
沿線、間取り、家賃、設備などの条件を絞ってパソコンで検索すれば一発です。
そのため、最近の入居希望者はまず、ネットで調べて物件をある程度、絞ってき ます。
仲介会社が誘導しようとしても、むしろ逆効果。
最初から希望物件を絞っているので、現地見学でも、じっくり見ます。
外をぐるりと見て、室内はすべて順に見て、設備も動かしてみるのは当たり前。
リビングに座り込んで30分じっと瞑想している人までいるそうです。
とにかく、入居希望者のタイプ、傾向が変わってきています。
昔ながらの駅前不動産屋の中には、そうした変化に気づかないケースもあるそう ですから、十分注意しなければなりませんね。
2...王道チームリレーエッセイ 〜 大長伸吉
- こんにちは、王道事務局の大長です。
勉強会のサポートをさせていただき、5ヶ月が経ちました。
その間に沢山の会員さんと話し、不動産投資について多くの成功事例や失敗事例 を聞くことができました。
皆さん、いろいろな状況の下で不動産投資を通して、夢を実現させたいとの熱い 想いや願いを感じます。
また、王道チームのメンバーもそれぞれ個性があり、今までの実績やポリシーを 確立している人達なので、私としても良い勉強をさせていただいています。
(勉強会に参加している人は納得できますよね。)
私が前に勤めていた会社ではクレーム対応もしていましたが、クレームを言う人 と、クレームを受ける人では立場など前提条件も違い、使っている言葉(用語)も 違うのですね。
その人たちの間に入ることがあるのですが、まず前提条件の確認とコメントをす る人の状況に立って想いを感じ取ることが大切だと思います。
最適点の落とし所があるはずです。
次の活力に繋がるような答えを見つけたいですね。
最後に、これだけ多くの大家さんや大家さんになる予定の人たちが集まった会で すので、もっともっと情報交換をして、大家の立場から入居者へ、良い多くのサ ポートができる方法を作っていきたいと思います。
編集後記
- うちのマンションの横に多摩川が流れているのですが、昨日からの台風で水量が ものすごく増え、いつもはグランドやゴルフ練習場になっている河川敷がすっか り「川」になっています。
多摩川にもいくつかダンボールハウスがあったのですが、みんな海までいってし まったでしょうね。
住んでいた人は大丈夫だったでしょうか。
過去にも何回か河川敷が水浸しになったことがありますが、今回はそれ以上です。
水が引いた後にはいろいろなゴミや汚泥が散乱して、これまた片づけが大変。 自然の力はすごいですね。(古井)